フランスの生化学者ロベール・ガリベール氏が来日し、「真実を知ってください:薬物」小冊子の配布イベントを行いました!

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ロベール

 

   アメリカでは医療用大麻の使用が認められている州が20州近くありますが、「嗜好用」として使用が認められている地域は多くありません。 しかし、「嗜好用」としても合法的な所持が米国のコロラド州では認められ、また、世界的に大麻の合法化の流れが推し進められています。

  このような中、大麻や、合成ドラッグなどのゲートウェイ・ドラッグとしての危険性を25年以上に渡ってフランスで教育・啓発してきた薬物のない世界のための財団ロベール・ガリベール氏が来日し、9月29日(日)に、新宿で薬物の真実を伝える小冊子「真実を知ってください:薬物」をボランティアたちと配布活動を行いました。

  昨年大麻が合法化され解禁となったカナダでは、インターネット上ではおおっぴらに、食用ブラウニーや、キャンディーが販売され、オンタリオ(Ontario)とアルバータ(Alberta)両州で大麻の中毒症状を起こした未成年者は、昨年の段階で2014年のほぼ2倍に当たる約600人に達しています。このような現状を無視し、日本でもカナダを見習おうという一部の動きもあります。そのようなマリファナや大麻の主要成分THCの有害性と真実を世界的に啓発している「薬物のない世界のための財団」のフランス支部の活動家であるロベール・ガリベール氏が来日し、新宿にて薬物乱用防止のための啓発小冊子を配布しました。

  この日集まったのは約20名。新宿の百人町や歌舞伎町の路地をボランティアが集まり練り歩き、「真実を知ってください:薬物」のマリファナや、クラックコカインなどの各種小冊子をいき行く出会う人々に手渡しながら、啓発活動を行いました。

  また、その後、サイエントロジー東京ビルに彼らボランティアたちが集まり、ロベール氏から「生化学者がみる薬物の真実」レクチャーも受講しました。

  大麻やクラック・コカインとのハイブリッドによって生じる、心拍数の増加や身体の調整機能、バランスの低下などの危険性、またマリファナの主要な活性成分THC(※トテラヒドラカンナビノール:大麻の陶酔作用の中心となる有効成分-wikipedia)が体内で持続する実際の時間などについて情報が提供され、マリファナ(大麻)は「1回だけなら大丈夫」という甘い誘惑がいかに偽りなのかが説明されました。

 

ロベール・ガリベール氏

プロフィール:

 フランス出身。大学卒業後、生化学者として37年間病院に勤務し、人体に対する医薬品、ドラッグ、細菌の分析を専門に行う。薬物(ストリート・ドラッグ)に関し、科学的視点から取り組み、通りに出ての薬物防止教育を子供たち、そして大人たちに26年間続けてきた。

 1999年から薬物防止教育レクチャーを始め、多くの結果を得る。その中で薬物防止、さらに薬物使用からのリハビリに関しての「ツール」を生み出し、多くの人々が「決して薬物に手を出さない」または「薬物をやめる」決断をするよう「知識を与えることのみで」助け続けている。

 薬物問題に関するいくつかの非常に重要なデータを発見し、薬物問題の根本原因も発見。さらに彼は10代の若者たち、また大人たちが大麻(マリファナ)やその合法化に関するよくある質問や主張に出くわしたとき、どのように答えるべきかのリストも作成。彼はどのような質問があったとしても、すべて答えを渡すことができるほど、この分野に関する専門知識と防止の経験を持つ。

 彼と彼のチームによる薬物防止キャンペーンの社会的成果として薬物使用の増加が止まり、その減少が始まる。2010年には自国フランスにおける青少年の大麻使用が25%も減少、その後それは減少し続けている。

  日本薬物対策協会は、米国に本部を置く非営利団体、薬物のない世界のための財団の日本支部であり、2008年より首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供し、これまで11万人を超える生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報をもたらしてきました。

 講演内容はアメリカの教育者L.ロンハバード氏の文献に基づき、大麻や覚せい剤、MDMA(エクスタシー)といったよく乱用されている薬物についての基本的なデータが掲載されており、身体的に起こる化学反応が詳細に紹介されています。

 さらに、詳しくは日本薬物対策協会のホームページまで。

http://fdfw.blog.fc2.com/

 

 

 

 

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