Letter to HBO Senior Counsel Stephanie S. Abrutyn
Re: Church of Scientology
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(レターヘッド)
ビシェーリエ&ウォルシュ
弁護士
2015年3月16日
Home Box Office(HBO)株式会社
副社長であり首席弁護士である
ステファニー S アブルティン様
有限責任組合
レヴィン、サルヴァン、コック&シュルツ
ジェイ ワード ブラウン様
Re: Church of Scientology
サイエントロジー教会に関して
Dear Ms. Abrutyn and Mr. Brown:
親愛なるアブルテイン氏とブラウン氏へ
私は国際サイエントロジー教会の国際人権弁護士です。ローレンス・ライトの本を基盤としてアレックス・ギブニーが作成したサイエントロジーに関するドキュメンタリーがありますが、これについて私は書いています。 ドイツでのサイエントロジーに関するライト氏の著書の顕著な節は、その主題を私はよく知っているので、特に今それについて書いています。
この本の他のどの側面にもあるように、ライト氏のドイツとサイエントロジーに関する修正主義は、致命的に事実に関する歪められ誤った心象を提示し、それは現実と全く一致していません。
- 破壊的な終末論的なカルトとサイエントロジーをひとまとめにして、「ウィルス」として新しい宗教運動に言及していること
書籍のこの章の中で最も陰険な側面は、太陽寺院、天国の門、オウム真理教といった終末論的なグループによる自殺や殺人に関する出来事を扱うライト氏の嘆かわしい戦術です。彼はそれをプラットフォーム(土台・基盤)とし、それに基づいて、他の場所に居る他の人々に対してサイエントロジーが提示する可能性のある脅威について「恐怖の話」に着手しています。(ページ241-242)
サイエントロジーをこれらの破壊的なカルトとひとまとめにしたライト氏は、サイエントロジーがこれらのグループのように終末論的でも狭量でもないことを認めています。
しかし、それにもかかわらずこれらの終末論的な事件を使って、サイエントロジーと全ての新宗教運動(NRMs)によって破壊的な暴力が広がる恐れに関し、ひどく偏った警告を発しています:
サイエントロジーからこれらのグループを隔てるものは、これらのグループの世界の終末に向けての方向付けやその終わりの時に対する切望です。それがサイエントロジーの特徴だったことは一度もありませんでした。しかしながら、明らかに、全体主義的な宗教運動の誘惑を簡単には分類できません。 そのようなグループはどこででも生まれてウィルスのように広がることができ、また、どれが致命的になってしまうのか、または何故そうなるのかを知ることは出来ません。
これは、典型的な極端な偏見の言葉です。名誉研究員で、新宗教運動に関する随一の大学権威でもある故ブライアン・ウィルソンは、宗教的な不寛容の典型として、メディアは異なったグループをいっしょくたに扱っているとみなしました。
現場の学者達は満場一致で、これらの新宗教運動の多様性を強調します。それらの殆どが共通して持っているものとは、同時代に出現しているということだけです。しかし、明らかなこととはメディアにおける明らかな傾向…すなわち、全ての新宗教運動をひとまとめにして、ある特定の固定観念と一致するかのようにしてしまうことです。この処理の仕方そのものが、新しい宗教の公平な扱いに反しているということは、明白でなければなりません。 [1]
サイエントロジーをこれらの破壊的なカルトと共に分類するこの型にはめた行為は、ドイツや他の国々で広がっている類似した破壊的な事件となる危険性に対する強い警告であり、偏見的であるというだけではなく、この主題に対する恐怖と無知を社会に直接与えてもいます。
しかし最悪の事とは、ライト氏がサイエントロジーを「致命的になる」かもしれない「ウィルス」のように広がっているとして言及していることです。これは衝撃的な言葉で、ヘイトスピーチと同然であり、悪意を証明しています。致命的なウィルスに対してはもちろん行うべき唯一の事があり、それはウィルスを根絶することです。この「突然変異するウィルス」の正確なアナロジーは、ヨーロッパにおける「信仰の病理」の根絶を擁護する名目で、フランスの反宗教過激派達によって使われてきました。
これは純粋な偏見による言葉です。偏見の言葉とその方法論は名誉を傷つけ、思慮深い分析の代替品として一般の人々の中に恐怖をひき起こし、侮辱的かつ挑発的な言葉遣いを使用します。あなた方のドキュメンタリーの中でこれらの致命的な欠陥を熱心に見習うことは、それらと匹敵する偏見と悪意を示すことになるでしょう。
2.人権団体によって糾弾されたドイツの差別的な政策
サイエントロジーを標的とするドイツの戦術を支援しているライト氏は、1990年代初頭にサイエントロジスト達に対して存在した深刻な差別を正確には描写していません。更に悪いことに、このような差別に従事しているとしてドイツを非難する国際的な団体、学会、他の政府からの役員や、人権団体からのドイツの人権侵害への抗議を完全に無視しています。
ライト氏が焦点をあてた1990年代を通じて、ドイツ政府はドイツのサイエントロジストを宗教的に差別する、組織的で実にひどい政策と実践に従事していました。連邦政府と州の職員は、一般市民に、サイエントロジストをブラックリストに載せてドイツ人生活のあらゆる側面から排斥するように促しました。これによって、サイエントロジー教会とサイエントロジー教区民と特定された個人に対する、広範かつ組織的な差別が生じました。
これらの職員は、単なる彼らの個人的な意見と信念の為、サイエントロジストを社会のあらゆる側面から排除し、隔離し、追放するよう、公的に促してサイエントロジー識別テストを実施することによって、この嫌悪の風潮をあおりました。ドイツのサイエントロジストは、日常的に仕事から解雇され、学校から退けられ、政治政党から免職させられ、社会、事業、政治の組織から追われ、専門職の免許への権利が拒否され、芸術を行う権利が拒否され、銀行口座を開設する権利が拒否され、公的な施設やコンサートホールを使用する権利が拒否されました。
教会は、この期間中、ドイツの教区民に対する1500件以上の差別事例を証拠書類で証明し、国際人権団体、政府、人権団体にその証拠を提示しました。
この情報は、米国国務省、米国貿易代表者、 欧州安全保障協力のための米国委員会、米国移民判事、多くの米国上院議員や下院議員、宗教の自由に関する国連特別調査委員会、国連人権委員会、英国エセックス大学の人権センター、英国貴族の アドホック 委員会や学者、多くのNGO、宗派間のグループ、人権グループ、独立した研究者が、ドイツはサイエントロジー教会とその教区民を標的とした組織的な宗教差別に従事しているとして糾弾するに充分な説得力がありました。
1996年11月に、国連人権委員会は、公的な職業安定所からサイエントロジストを排除するためにバイエルン政府によって取られた行為は、 市民的及び政治的権利に関する国際規約のもと、 ドイツの国際人権の義務に違反すると判断しました。 1998年のドイツ訪問に続き、宗教の自由に関する国連特別調査委員会は報告書を発行しましたが、その中で、モルモン教徒、イスラム教徒、サイエントロジスト、エホバの証人、バハーイ教徒、カリスマ的なキリスト教徒、そしてハーレークリシュナ運動は、宗教的不寛容にさらされたことを認めました。
宗教と信念の自由 ワールドレポート誌という公的に認められた決定版1997年世界研究論文が、エセックス大学人権センターによって出版され、そして 宗教不寛容に関する国連特別調査委員会による序論と共に 50人以上の学究的な専門家達によって宗教の自由に関して書かれましたが、それはドイツのサイエントロジストに向けられた人権侵害に関する広範囲に渡る出来事と事例を詳しく述べています。その本の序論は、教会に向けられた差別に関する専門家達の結論をこのように要約しています:
ドイツでは、服従を課すイデオロギーとして民主主義が使われています。その国家と、何人かの政治家や人々が、差別と不寛容への道筋として昔から知られている陳腐なものを使い、サイエントロジストという新しい宗教的少数派に対する不寛容を煽動しているという事の発見は、失望させるものでした。
以下のことを発見した米国国務省は、1990年代を通じた年次人権報告において、この差別を公然と非難しました。
- 企業の所有者や役員がサイエントロジー教会に所属する場合、その企業は排斥や差別に直面するすることがよくあり、それは時に政府によって承認されています。
- 特に、ドイツでの実にひどい形態の差別は「カルト・フィルター」というぞっとさせられる筆記申告書です。それは、個人や会社に、雇用または政府と契約関係を持つ前提条件としてサイエントロジーとのいかなる関係も否認する事を要求します。ドイツ政府の職員は、公や民間の雇用からサイエントロジストをブラックリストに載せて排斥し、そしてサイエントロジストに政府や民間の部門と契約する権利を与えないためにそのような申告書を用いてきました。
- 芸術家はサイエントロジーの会員であるがゆえに、彼らの作品を演じる、または展示することから妨げられてきました。
- 1997年3月、連邦労働局の秘密命令が公開されましたが、宗教的信念を理由にブラックリストに載せるため、サイエントロジストによって所有されている疑いのあるような企業に対し、そのような企業を所有する個人の宗教的加入を特定するために、「S」をコンピュータファイルに記すよう、連邦労働局は政府の全ての労働局に要求していたことが明らかになりました。たくさんの民間職業安定所もこの実践を採用しました。
- サイエントロジストはそのような苦情を裁判所に持ち込み続け、裁判所はしばしば彼らに味方して裁定を下しました。
1993年、欧州安全保障協力のための米国委員会は、政府が主催するジャズ・コンサートからの全世界で有名なピアニスト、チック・コリアの排斥、単なる宗教的な関係と信念を理由にドイツの公務員が行ったサイエントロジストを標的とした広範囲に及ぶ差別を公然と非難する報告書を発行しました。 [2]
ドイツでは、たまたまサイエントロジストだった芸術家に対する数多くの他の検閲事例が続き、たくさんの米国国会議員や他の公務員たちの懸念を促しました。それは以下のことを特筆した議会の芸術幹部会のメンバー達を含んでいました。
特に不穏な動向とは、芸術家に対する、特に、たまたまサイエントロジストであるアメリカ人芸術家に対する差別のパターンと実践です…. ドイツ政府は不寛容の社会的環境の創造に、意欲的かつ活動的に参加してきました。 [3]
その差別は実にひどく、1997年、ドイツのサイエントロジストに対する宗教的不寛容の状態を詳述する聴聞会が米国上院で開かれました。 [4] ドイツ人サイエントロジストに対する深刻な人権侵害となった差別の証拠は、あまりに明白だったため、1997年に米国移民判事は、ドイツ人サイエントロジストがドイツに戻れば宗教的な迫害を受けるだろうという理由で彼女を米国の宗教的庇護を与えました。
2000年4月、米国貿易代表者は、「カルト・フィルター」を使用して差別的貿易実践に従事した国々の「監視リスト」にドイツを載せました。
しかし、サイエントロジストに向けられた人権侵害のパターンと実践に対するドイツの正当化を採用したライト氏は、ドイツの宗教的不寛容に対する広く行き渡った国際的な非難を、完全に無視しています。ーただ、それは彼の考える反サイエントロジー戦略と合致しませんでした。
3.ハンブルク反サイエントロジー事業部隊の長、ウルスラ・カベルタ氏、裁判所で人権侵害者と特定される
ライト氏は、彼の本の242ページで、彼がハンブルク「反サイエントロジー業務部隊隊長」として認めるウルスラ・カベルタ氏による引用に頼っています。そして、道徳と倫理に関するL.ロン・ハバードの宗教的教本、 サイエントロジー・エシックス入門、 と 我が闘争 を、あたかもその二冊の本が同じ哲学であるかのように、常軌を逸した比較をしています。
ライト氏は、2010年にハンブルクが非常に批判されたサイエントロジー・ワーキング・グループを閉鎖し、カベルタ夫人を彼女の地位から解任した事には言及していません。彼女は数年後に政府から辞職しました。
ライト氏はまた、以下のことを都合よく無視しています。
1)カベルタ夫人はサイエントロジーに関する虚偽の陳述をしたことで、ドイツの裁判所によって有罪判決されました。
2)彼女は、不愉快なサイエントロジー「カルト・フィルター」を普及するためにドイツの裁判所から認可されました。
3)彼女は、サイエントロジストに対しての人権条約の侵害という違法な活動に従事していた事がドイツの裁判所によって発見されました。
4)彼女は、国務省の報告書においてサイエントロジストに対する組織的な差別に従事していたと証明されました。5)彼女は、反サイエントロジーの活動に従事したアメリカ人から75000ドルを受け取ることによって彼女の中立の義務を違反していることに対して、ドイツの裁判所によって厳しく有罪判決されて罰金を科せられました。
1994年に ハンブルク控訴裁判所は、内務省がカベルタによって出版された反サイエントロジー小冊子を更に配布することを禁止しました。裁判所は以下のように述べています。
ドイツ憲法の軽蔑、人権条約の侵害、国家中立性に対する違反、事務所の悪用、データ保護法の違反、そして違法な排斥運動の指示。
2000年に、米国に在住して働いていたドイツ人サイエントロジストは、契約交渉中にドイツの企業によって「カルト・フィルター」用紙を提示された後、カベルタに対して訴訟を申し立てました。(その用紙は、企業が使用するように彼女の事務所によってライン上に置かれました。) フロリダ、タンパの米国連邦裁判所による後の裁定において、行政長官エリザベス・ジェンキンス判事は訴訟を通じてカベルタの行動を「ごまかし」「非同調的」「非協力的」「論争的」として非難し、裁判所の決定に対する不服従に関して彼女に制裁措置を取りました。
国務省は、アメリカ市民に対するカベルタ夫人の人権侵害について批判してきました。彼女は、2000年の国務省人権報告書の中で言及された「カルト委員」であり、マイクロソフトのWindows2000には、疑っていないユーザーのシステムからサイエントロジー教会が情報を入手することを可能にする「トロイの木馬」または「バックドア」が入っていると公然と主張しました。マイクロソフトは情報技術の安全(BSI)のためにドイツの連邦局がソフトウェアを調査することを許可しました。ドイツ政府は様々なテストを実施しましたが、これらの懸念を何らかの点で実証するするいかなる証拠、又はどのようなものも発見しませんでした。
国務省2003年の宗教自由報告書はまた、サイエントロジストに対する人権侵害のためにカベルタ夫人を有罪判決にし、以下のような彼女の違法行為に関する調査結果をドイツの裁判所に報告しました。
1月、ハンブルク行政裁判所はドイツのサイエントロジー教会やハンブルクのサイエントロジー教会に対して勝訴、ハンブルク市やハンブルク内務省に対して敗訴の裁決をしまた。
公開の判決において裁判所は、内務省が省に所属する「 ワーキング・グループ・サイエントロジー 」の会長であるウルスラ・カベルタに、教会に関する偽りで軽蔑的な性質の、特定の公の声明を繰り返させることを禁止する予備的禁止命令を発しました。裁判所は、反サイエントロジー訴訟に対して資金を提供している民間の個人から、返済期限のない75,000ドル(約66,250ユーロ)の個人的なローンを受け入れる事によってカベルタが国家公務員として中立性の義務を違反していることを、内務省は懲戒しなかったと批判しました。より以前のこの問題への犯罪調査で、カベルタは2002年6月に約8,490ドル(7500ユーロ)の罰金を科せられました。しかしながら、ハンブルク内務省は75,000ドルのローンを返済することを要求しませんでした。
2004年3月、フロリダ州タンパの米国地方裁判所は、カベルタに米国サイエントロジストに対して5,249.50ドル支払うように命じました。それは、カベルタに対する彼の訴訟で、彼女は現れず証言しなかった時の彼の費用を弁償するためでした。
2004年6月、ハンブルク行政裁判所は、地方裁判所グループを受け持つカベルタの内務省に対して、 幻の迷宮 という本に含まれるサイエントロジーに関する偽りの声明について永久的な禁止命令を発しました。
2005年12月15日、ライプチヒの連邦行政最高裁判所は、ハンブルク市に対して敗訴の裁決をしました。そして、どのような「カルト・フィルター」の使用も宗教の自由に対する憲法に反した干渉に等しく、そのような政府の干渉はどのような法律的根拠も持たず違法であるとして、裁定しました。2006年2月カベルタはこの決定を覆そうとして、事例に対する彼女の記述とともに、インターネット上にカルト・フィルターのコピーを公表しました。2006年6月、ハンブルク行政裁判所は、これは最高裁判所の裁定に背いていると裁決し、市にカベルタの掲示を削除するように命じました。
カベルタはハンブルク・サイエントロジー教会について3つの虚偽の告発をしてきましたが、2007年4月25日、ハンブルク裁判所は、ハンブルク市に彼女がそれを繰り返すのをやめさせるように命じました。
2008年7月11日、ハンブルク行政裁判所は、以前の法的決定によって命じられた通りにカベルタとワーキング・グループ・サイエントロジーは全てのインターネットサイトから「カルト・フィルター」を削除しなかった事を非難する、もう一つの判決を発しました。それらが違法で憲法に反するという裁判所の評決にも関わらす、カベルタがそのようなフィルターを引き続き発表することは、サイエントロジストの宗教の自由への憲法上の権利に対する取り返しのつかない損害になったと、裁判所は判断しました。そして、彼女が継続して「フィルター」を掲示することに対して有罪判決しました。
カベルタ夫人の動機、不法行為、そして偏見を証明する、この全ての情報はライト氏によって省かれ、教会およびその当時に存在した対立に関する完全に偽りで歪んだ光景が、彼によって提供されました。
4.サイエントロジーを承認するドイツ裁判所の決定
彼の本の243ページで、ドイツ政府の方針はサイエントロジーを宗教として認めることを拒否できると述べています。それから彼は、ノーベルト・ブルーム、コール政権の前労働大臣、そして、サイエントロジーに向けられた差別的な発言に関してカベルタ夫人と同じぐらい悪名高い役員を引用しています。この人は、サイエントロジーは「教会でも宗教組織でもない。」と述べました。
読者には、ドイツでサイエントロジー教会は商業組織として扱われるという全く異なった印象を与える一方、以下のことを認めている40以上のドイツ司法の判決があることにライト氏は触れていません。それは、サイエントロジー教会とその会員は宗教と信仰の自由の保護の権利をドイツ憲法第4条において認められ、与えられているということです。
ドイツでの理想的な協会は、慈善事業の組織、又は宗教的な組織が行うのと同じように社会のために働き、非営利的な目的を促進するものです。ドイツの裁判所は、教会の募金の行い方、活動、そして目的を徹底的に調査し、ドイツ憲法によって保護される宗教的又は哲学的な目的に、教会は奉仕するという疑う余地のない判決に至りました。
これらの決定事項の幾つかが、以下に要約されています。
ドイツ連邦行政裁判所は、重要な判決例を与えるサイエントロジー教会の理想的本質に関して1997年に画期的な判定を発表しました。連邦行政裁判所はサイエントロジーの宗教的な特性を認めただけでなく、裁判所はまた、サイエントロジー教会が宗教的で非営利的な目的に奉仕する理想的な協会であることを指摘しました。
会員の地位を達成するために支払われたものを資力にしてサービスを提供し、会員の関係にはない他のサービス提供者によってそれは提供されえないので、理想的な協会は営利的な活動を行わないものであると、行政裁判所は判断しました。というのも、そのような環境では、事業主のどのような営利的な活動も存在しないからである。
2002年10月、連邦労働裁判所は、サイエントロジー教会で働くスッタフメンバーは理想的で精神的な目的によって動機づけられていると裁決しました。その決定に達するにあたり、裁判所は、サイエントロジーの宗教的な実践は精神的な進歩を意図していて、宗教的な目的に奉仕する事を見出した、ドイツ連邦最高行政裁判所による1997年の画期的な判定を根拠にしました。
2006年6月、ハンブルク州行政控訴裁判所は、あるサイエントロジストを差別する為にハンブルク政府が取った行為は、ドイツ憲法の第4条によって保護される宗教の自由への彼女の権利を妨げたと判断しました。裁判所の判定は、サイエントロジー教会のメンバーの宗教的な権利に対する明確な肯定を表します。
従って、原告は 彼女自身に対して、私的、個人的、宗教的または哲学的な信仰を明言するだけでなく、他の人々と地域社会でこれを分かち合い、それによって憲法第4条[宗教または信仰の自由]の保護を獲得する事が、確立されました。ドイツ憲法第4条1項によると、信仰の自由、良心の自由、宗教的及び哲学的な宗派の自由は、侵すことはできません。
ハンブルク州行政控訴裁判所の判定は、連邦行政最高裁判所が2005年12月に先立って示した判定によって裏付けられます。
ドイツ憲法の第4条1項によれば、原告は、サイエントロジストとしての彼女の実践に関して、宗教上または哲学的な宗派に対する保護を求めることが出来ます。
これらは、ドイツにおけるサイエントロジー教会とその教区民の宗教的な権利を認めるドイツ裁判所による40以上の判定の内のほんの少しです。(添付された事例のリストを参照のこと) これらの判定は、サイエントロジーはドイツにおいて宗教として扱われないというライト氏の前提が偽りであることを示します。
5.ドイツの最近の状況
ライト氏の本は2013年に出版されましたが、ドイツの章は20年前に書かれたも同然です。それはとても時代遅れです。
ライト氏は、ドイツの人権義務を侵害した違法の計画表に従っていたカベルタ夫人とブルム氏により率いられた過激派の職員からの虚偽の告発によってあおられ、サイエントロジーに対するヒステリーが病的興奮へと達した1990年代初期のみを選んで焦点を合わせました。
この20年、状況は劇的に改善してきました。
- チック・コリアはドイツで定期的に、完売した観衆に向けて演奏しています。
- ハンブルク・サイエントロジー課税警察は解散されました。
- ドイツの裁判所は「カルト・フィルター」は違法であり、宗教と提携に関するサイエントロジストの自由を妨害していると宣言しました。
- ドイツの連邦政府は「カルト・フィルター」の使用をやめることに合意しました。
- ドイツの裁判所は、公務員や地方自治体に、宗教的に中立状態である必要があるがゆえ、サイエントロジーに関するヘイト・スピーチを広めることを禁止しました。
- 連邦労働局は2005年に、ブラックリストに載せる目的のためのコンピューターファイル中の「S」と共に、サイエントロジー教会と提携する個人によって所有されている疑いのある企業に烙印を押す事を停止することに合意しました。
- カベルタ夫人は彼女の部署から解任されました。
- カベルタ夫人とブルム氏は、もはや政府には所属していません。
- ドイツの裁判所は、カベルタ夫人の行動と常軌を逸した発表を理由に、教会が彼女を「人権侵害者」と呼ぶことができると合意しました。
- ドイツの裁判所は、過激な反サイエントロジストからかなりの資金を受け取っていることに関してカベルタ夫人に制裁措置をとりました。
- サイエントロジーは宗教であり、サイエントロジー教会はその宗教的な任務を務める非営利的で理想的な組織で、サイエントロジー宗教との関係ゆえに個人を標的とする「カルト・フィルター」の使用や他の差別行為は違法な宗教的差別となる事を疑いの余地なく認める40以上の判決を、ドイツの裁判所は発表してきました。
ライト氏のドイツに関するセクションは、事実の面でねじ曲げられているだけでなく、偽ってドイツや教会の状況を表現しようとする不誠実な努力の時間の中で凍結されていると言っていいでしょう。
結論
ライト氏のドイツとサイエントロジーの描写は、彼の本の他の部分と同じように、極端に偏っていて、それが印刷された紙の価値もありあせん。同じく、 アレックス・ギブニーのドキュメンタリーはライト氏の本と同じ致命的な誤りに基礎を置き、サイエントロジーに関する偽りで偏りのある光景 を呈示しています。それは純粋なプロパガンダ以外の何物でもありません。HBOは正しいことを行い、そしてその放映を中止するべきです。
Sincerely yours,
敬具
William C. Walsh
ウィリアム C. ウォルシュ
[1] Dr. Bryan Wilson, Social Change and New Religious Movements, ( August 2, 1995).
ブライアン・ウィルソン博士、 社会的変化と新しい宗教運動、 (1995年8月2日)
[2] “Human Rights and Democratization in Unified Germany
「統合されたドイツにおける人権と民主化
( 1993 ), https://openlibrary.org/books/OL1527730M/
Human_rights_and_democratization_in_unified_Germany
[3] Letter of 6 October 1994 to Mr. Sam Brown, Head of U.S. Delegation, OSCE, from theChairs of the Congressional Arts Caucus, the Hispanic Caucus, the Human Rights Caucus,and the Black Caucus of the United States Congress.
米国議会の議会芸術幹部会、スペイン系幹部会、人権幹部会、そして黒人幹部会の議長たちから、OSCE、米国代表団の長、サム・ブラウン氏に送られた、1994年10月6日の手紙
[4] U.S. Helsinki Commission, Religious Intolerance in Germany Today, September 18,
- http://web.archive.org/web/20000823235504/http://www.house.gov/csce/hearing.htm
米国ヘルシンキ委員会、 現代ドイツにおける宗教的不寛容、1997年9月18日、
[5] State Department International Religious Freedom Report, 2003,
http://www.state.gov/j/drl/rls/irf/2003/24410.htm .
国務省国際宗教の自由報告書、2003年__